「好況よし、不況さらによし」とは、松下電器産業(現パナソニック ホールディングス)の創業者・松下幸之助が残した金言の1つ。不確実性が高まる今、幸之助の言葉や考え方は何を教えてくれるのか。同社で副社長兼CFO(最高財務責任者)を務めた川上徹也氏の『実践経営経理 君はまだ松下幸之助を知らない』(PHP研究所)から一部を抜粋。「経営の神様」の哲学を改めて読み解く。「破壊と創造を同時進行でやった」。経営危機に直面した松下電器の中村邦夫社長(当時)は、聖域とされた流通網と雇用構造に同時にメスを入れた。その決断を下した理由とは?